• 本格には、理由がある。

    変面は、中国四川省の伝統演劇「川劇」のなかで育まれてきた技芸です。長い歴史の中で、師から弟子へと受け継がれてきました。

    日本では1987年に王道正が川劇「白蛇伝」の中で変面を披露し、以降日本でも変面は広く知られるようになり、さまざまなイベントや舞台で目にする機会が増えています。

    その一方で、「変面ショー」の需要が高まるにつれ、正式な師承によらず、衣装や道具をもとに独自に技術を習得して披露するケースも多く見られるようになりました。

    そのため、同じ「変面」という名であっても、学んできた背景や技芸への理解、所作や演出によって、

    舞台の質には大きな違いが生まれます。

    実際に、

    「想像していた変面ショーとは少し違った」

    「期待していたほど会場が盛り上がらなかった」

    「せっかくなら、もっと本格的なものを呼びたかった」

    といったお話を伺うこともあります。

    本来の変面は、一瞬にして顔を変える技術だけではありません。

    本来の変面は、ただ面を変えて驚かせるための技ではなく、人物の感情や物語を表現するための技の一つです。

    そのために、師から受け継ぎ、役者として磨き上げる所作、舞踊、表現力。

    その背景に息づく歴史と文化。

    そのすべてが重なり合って、一つの舞台芸術としての「変面」が創り上げられています。

    だからこそ、轟変面芸術団が追求するのは、ただ顔を変えるだけではない、その本来の魅力まで伝わる舞台。

    正統に受け継いだ技芸、本場・四川で積み重ねた舞台経験、選りすぐりの役者、そして観客を魅了するための演出と構成。その一つひとつにこだわり、舞台を創り上げています。

    企業の周年行事、地域を挙げた祭典、大切な方を迎える祝宴など、私たちが出演の機会をいただくのは、その日、その場所にとって特別な時間であることが少なくありません。

    だからこそ、せっかく「変面」を選んでいただくからには、その名にふさわしい確かな技芸と、期待を超える舞台を届けたい。

    その想いを胸に、一つひとつの舞台に向き合っています。